結論から言うとHPは大正解です。灯油の液量の管理等の問題もなく 経済的かつ環境にも優しい方法だと思います。
伊勢崎市のM田です。
石油式から切替していただいた電力利用ヒートポンプ底力暖房の電気量の報告です。
5月に入り、電力利用ヒートポンプ暖房システムもほとんど稼働しなくなりました。
5月は稼働してもほんの少しだと考えまして、この冬のHPの
電気代を分析し、灯油暖房の時と比較してみました。
電力利用ヒートポンプ暖房システムの電気代は 装置本体にモニターする仕組みが
ありますが、電気代は27円/kWhで計算されていて、我が家の電化上手の
料金体系にあった電気代は正確にはわかりません。
但し、太陽光発電のモニターについている日々の時間ごとの
電気使用量のグラフや東電から送られてくる料金表から推定
することはできます。詳細は添付資料に示します。その推定
結果は次のようになっています。
①2018年冬シーズンのヒートポンプ暖房の電気使用量と料金は下記の通りです。
・電力使用量 2585.2kWh (エネルギー量で9,307MJ)
・電気代 45,459円
・平均の電気代 17.58円/kWh
②2012冬から2017冬までの6年間の灯油ボイラーのランニングコストは
下記の通りです。
・灯油使用量 918リットル/年(エネルギー量で33,514MJ)
・灯油代 84,049円
・灯油ボイラー用電気代 6,199円
③ヒートポンプ暖房と灯油暖房のランニングコストの比較
灯油ボイラー: 90,248円
HP電気代 :45,459円
でその差額は 43,789円(灯油の約50%)
灯油ボイラーの半額で運転できる計算です。
④HPの実効的なCOP
HPのカタログ値は4.39です。但しこれは外気温7℃の値であり、低温時には
効率が低下します。実効的なCOPは②のエネルギー量を①のエネルギー
量で割ってやれば出ます。
その結果は 3.60です。
大事なのはカタログ値ではなく、この実効値こそが大事です。
3.60はかなり良い値だ考えます。
⑤灯油ボイラーからHPに変更した場合にその節約効果で購入費用が
賄われるまで要する期間の計算
この場合、ランニングコストに加えて、灯油ボイラーの初期費用と交換の
ための工事費用が必要になります。
・購入費用を171,000円、工事費を180,000円、試用期間を1年とすると、
この償却費用は31,909円となります。
・HP設置費用を980,000円とすれば、⑤の期間は
=980,000/(44,789+31,909)=12.8年となります。
妥当な値だと考えます。
いろいろと仮定があり、細かな精度はありませんが、大外れはしていないと
考えます、
結論から言うとHPは大正解です。灯油の液量の管理等の問題もなく
経済的かつ環境にも優しい方法だと思います。